「りぶこらむ」(1999年10月)


 10月21日(木)

 ・寿命を迎えたHDD

 Libretto30にLINUXを入れようと、直前に一線から退いたHDD、DDLA-21620(1.6GB/IBM)を母艦で何気なくフォーマットしていたところ、大変なことに。

 突然、「クラスタXX,XXXを修復しています」というメッセージが出たまま復帰しなくなってしまいました。明らかに末期症状、いわゆるクラッシュという状態で、場合によっては物理フォーマットからやりなおせば復帰できる可能性はあるものの、どちらにせよ余命は短いと判断、速攻で私の手でトドメを刺しました。
DDLA-21620の内部

 あっという間に、小型コースターになってしまいました。<ぉぃ
 以前、
3.5インチHDDは分解したことはあったものの、2.5インチのHDDはより精密でより綺麗で、流石と唸らせてくれるものは十分にあります。ディスクは光の加減から黒く見えますが、実際は綺麗なシルバーです。

 DDLA-21620は何かと特別に愛着のあったHDDなので、壊れてしまうと非常に未練があり、残念で仕方がありません。
 購入したのは97年4月。Librettoとして裏切り無しで換装できるHDDとして、事実上初めて登場したHDDです。当時の東芝製HDDは動作音が「小人さんのテニス」で、容量も最大で810MBしかありませんでしたから、1.6GBという容量と静粛性は感動に値するものでありました。
 当時、\54,800+Taxという超高価にも関わらず購入したのですが、非常に安定して動いてくれまして、良い買い物であったと思っています。ちなみにIBMにしては珍しいMade in Japanのものでした。

 もちろん、大容量HDDへの換装ページを作るにあたってベースになったのは言うまでもありません。
 その後は東芝も遅れを取り戻し、他にも富士通や日立もこの分野に参入してきたことで、大容量低価格化がどんどん進んだことは、皆さんもご存じなところだと思います。

 そんな薄型HDD開発の歴史ですが、とりあえずLibretto20〜110に関しては「最終形」が登場したと私は考えています。
 そのHDDは、東芝の8.5mm厚HDDの最後になる型番、MK8113MAT(8.1GB)です。
 なぜLibretto20〜110において最終形なのか?、改めて説明するまでもないと思いますが、一応列記します。

 ということで、最終形だと私は考えています。
(なお、Libretto30,30は標準ではWINDOWS95 OSR1ですので、2GBx4のパーテーションで区切るか、別途手に入れたOSR2以降を導入する必要があります)

 今までに私は3台のノートPCをMK8113MATに換装しましたが、いずれも問題なく動作しています。ということで、MK8113MATが存在しているうちにHDDを換装したらいかがでしょうか?
 データ転送設備(母艦)・自信のない方向けに、換装代行サービスも引き続きお申し込み受け付けています。



 ・ffとバスマスタIDE

 HDDネタが続くところで、ひとつ余談を。
 MK6412MATへのHDD換装も終わり、一段落して落ち着いているところで私はある出来心によって、とある実験をしたい衝動に駆られました。

 というのは、CompasさんのHP、→Libretto100 WonderWorldで発信され、当時一世を風靡した情報、ハードディスクコントローラのバスマスタIDE化ということ。りぶこらむでも98年9月1日のコラムで書いています。

 もし、言われているようにLibretto ffが100の純粋な後継というのであれば、ドライバを替えることで良い影響があるかもしれないと思ったわけです。
 Libretto ffのハードディスクコントローラは、TOSHIBA Extended PCI IDE Controller Type-Bという名称の親コントローラと、プライマリIDEコントローラ(デュアルFIFO)セカンダリIDEコントローラ(デュアルFIFO)の親子関係のドライバで構成されています。

 システムのプロパティでの、ディスクドライブの表示ではDMAにチェックが入っていますので、問題なくDMA転送、バスマスタIDEで動作していることが分かります。ですが、HDDの名前は表示されていませんので、これが表示されればいいなと実行してみることにしました。

 Compasさんの記事の下の方にある、WINDOWS98の場合は?の項を参考にしてドライバの入れ替えを行いました。同じやり方で私のLibretto60は動作した経験があるので、今回もわくわくしながらドライバを入れ替えました。

 ・・・・・が、唖然。
 起動中にすんなりと(笑) フリーズ。全く動作しませんでした。

 再起動後にはSafeモードで起動し、「1つのデバイスが起動時にエラーになりました」と、親切な(笑)メッセージが出て、ダメでした。
 やらないようにしましょう(笑)。


 10月10日(祝)

 ・Libretto ff用ボディスーツ

 →エクストリームリミット社から、→Libretto ff1100用のボディスーツが発売されていますが、このたび→東芝ダイレクトからも発売されたと言うことで、純正仕様のボディスーツを入手しました。
Libretto ff1100用ボディスーツ

 それにしても、いつもその機種専用にボディスーツを開発されるご苦労には頭が下がりますね。
 今回はffのscoopyやi.Shuttleをボディスーツに入れても機能を損ねることなく使用できるように工夫されています。

 Libretto用バッグのページに記載しましたのでご覧ください。



 ・ffのCM(その2)

 とあるすがすがしい朝、眠い目をこすりながら地元の駅から電車に乗り込んだ私。
 そこで私が見たものは壮絶な光景だった。なんと・・・

 全てffのCMで埋め尽くされた車両
 だったのだ。いやあ・・・朝から驚いたぜまったく。

 この事件があったのが9月の27日ぐらいだったと思うのですが、それ以来残念ながら同じ光景には出くわしてはいません。
 9月13日のりぶこらむには、テレビCMと電車内のシールを取り上げて紹介しましたが、どうやら東芝ではこんなもんでは満足していない?ようですね。

 車内一面、という光景は撮れなかったのですが、その後も一部の編成の壁面にはちゃんと広告が残っていましたので、無くならないうちに・・・ということで写真を撮っておきました。

おとくいはオンガク おとくいはインターネットとEメール
おとくいはビジュアル おとくいはモバイル
 おそらく、この3+1の使用法が東芝が推しているコンセプトなんでしょう。

 強引に話を持っていくとこうなりますでしょうか。
 ところで、この広告の女の子は星野 真里さんという方。どのような素性の(失礼)女の子か気になるところです。一度、チャットルームに出てきませんか?>真里さん (笑)

 それにしても、リモコンとカメラををつけたことでこんなにも広告に力を入れることができるとは・・・やはり恐るべきE&Eの東芝。



 ・ffのHDD換装

 Libretto ffの一番の欠点は何でしょうか。
 液晶画面の解像度やCPUパワーを挙げる人もいらっしゃるかとは思いますが、私はHDDの容量(3.2GB)ではないかと思っています。

 標準搭載の3.2GBの容量のうち、OSや付属のアプリケーションでその半分をデフォルトで消費している状態です。たとえばMS-Officeをインストールしたとして、スワップファイルの容量を加味すると、例えアトラス東京23区/名古屋市/大阪市や辞書ソフトなど容量を食っているソフトをアンインストールしたとしても、結局はユーザーが自由にデータを入れて使える領域は1GBもない計算になってしまいます。

 CMではmp3を聴くとか、動画を撮るとか謳っていますが、この2つは異常にHDD容量を食います。無尽蔵にHDD領域を利用しmp3をランダムプレイだとか、動画をバンバン撮ってこそ、ffの実力が最大限に発揮できるというものです。

 CPUのクロックアップや張り替えとは異なり、HDD換装は比較的手軽にできるので、自己責任ながら個人でこの欠点は解決できます。
 10月上旬現在、Libretto ffで換装報告があるHDDは以下の4種です。

 全て東芝製です。
(ちなみに、6411MATと6412MATは製造工場が違うだけで、その他具体的な製品仕様は同じのようです)

 IBM等、東芝以外のHDDには換装できません。液晶側とつなぐケーブルの端子部がHDD端子上部の出っ張りにぶつかるためで、HDD端子上部が出っ張っていなければ9.5mm厚でもOKです。
 東芝製でも近日発売される12GB/9.5mm厚のHDDはまだ確認できている訳ではありませんが、どうやら換装できるようです。8GB超のBIOS問題も初めて解決したLibrettoのようですので、非常に楽しみです。

 今回、私はMK6412MAT(6.4GB)に換装することにしました。理由といえば単純で、今までの経験上、
 「HDDは2倍以上に換装しないと広くなった気がしない」
 ということがあるからです。また、その当時はMK8113MAT(8.1GB)はまだ購入できなかったものですから、自ずと選択肢は6.4GB製品となりました。

 ここからは特にffだからといって特殊な面は無いと思います。
 換装方法については詳しくは語りませんが、裏蓋をあけてモデム基盤を取り外した後、メイン基盤にねじ止めされているHDDを取り出します。ねじはかなり固く締められていますので注意してください。
 ここら辺の詳しいことは→The Realm of AM内に写真付きで詳しく書かれていますので、ごらんになってください。

 ちなみにハイバネーション領域はSSからCドライブ内の C:\TOSHIBER.DAT になっていますので、(HALLOC /C で確保) FDISKを掛ける時に特別に意識してハイバネーション領域を確保してやる必要もありません。
 私はff上で新HDDの領域確保・フォーマットをしてから、母艦を用いて内容転送を行いました。私の領域確保は

 としました。mp3や撮影動画、仮想CDファイルの保存用にDドライブ、その他データ類とスワップメモリにEドライブを割り当て、システム類はそのままCドライブに転送という形です。換装し2ヶ月経った今でも特に不自由はありません。全てのドライブで約6割の使用率になっています。

 また、HDDを換装すると記憶密度の向上から、自然と読み出し・書き込み速度が向上するのですが、今回の場合もその効果もありそうです。
 換装前のHDDの測定をしたわけではなかったので厳密な比較はしませんが、HDBENCHのDISKベンチマークの結果では、読み出し・書き込み速度ともに8MB/sec以上の速度が出ています。たかが(失礼だが)4000rpmの2.5inchHDDの測定結果としては大変満足しています。比較対象として私が母艦で用いているDTTA371440(14.4GB/7200rpm/IBM)の値を持ち出すと、読み込みが約12MB/sec、書き込みが約11MB/srcとなります。

 さらに、ここからは私の心象にすぎませんが、換装したことで発熱も幾分減ったような感じがしています。ファンがうるさいな、と思ったことが減ったので。バッテリー駆動時間については大して変わりませんね。
 ということで、換装する自信のある方には速攻でお奨めします。
 まあ欲を言えば最初から大容量のHDDを載せてほしかったですが。
 そうすれば自己責任の束縛からも逃れられますしね。



 ・7M1HJS/浅野(すぽっと)さんのご冥福をお祈りいたします

 去る9月30日、私の昔からの友人であります、→7M1HJS/浅野さんが他界されました。
 まだ三十代の若さでの訃報に私も動揺が隠せません。

 かれこれ7年ほど前になりますが、私の高校生の頃のPC98用ゲーム作品、GBLOCKをNIFTYSERVEへ転載して頂いてからの関係なのですが、特に学生時代は間違いなくPCシステム拡張についてのお手本であったことには間違いありません。
 就職してからというものは同業者の先輩として慕い、CATVインターネットを引いたときには真っ先にサーバを立て、私もこのノウハウについて聞いている最中での出来事で、私としても全く残念で仕方がありません。

 また、私のHPの掲示板などにも時々サポートいただきました。「すぽっと」のハンドルネームでの書き込みが浅野さんになっていました。

 主無きサーバがまだ稼働している(上記アドレスのドメイン)のが非常に寂しいところであります。
 ご冥福をお祈りいたします。

P.S.同氏作のシェアウェア「たぬっちゃ!」についてのサポートも終了致します。


 10月1日(金)

 ・400,000アクセスありがとうございます

 去る9月14日、午前1時頃にトップページのカウンタが40万を越えました。
 これもいつもアクセスしていただくみなさんのおかげです、厚く御礼申し上げます。

 実は1年ほど前から、以前よりも回りにくいようにカウンタのCGIを変更しています。(リロードで回らないようにした)
 これによって、週間アクセス統計と比べて少ない値になっていますが、その割にはカウンタは順調に回ってうれしい限りです。

 30万アクセスを達成したのが1月26日になりますので、約230日間、1日あたり430アクセス。う〜む、なかなか良いペースじゃないですか。
 おまけに30万アクセスが771日目になりますので、足してみると1001日目という、狙ったかのようなメモリアルデーに達成となりました。

 まだまだHPは続けていくつもりでいますので、今後ともよろしくお願いいたします。



 ・scooopyでCU-SeeMe

 前回はscoopyの動画撮影について書きましたが、やはりLibretto ffをはじめVAIO C1やLet's Note Commを含めた、PC付属のデジカメは本物のDVカメラと比べると色々な面で劣ってしまい、やはり「おまけ」の域を抜け出さないものであると思うのではないでしょうか。
 画質も然り、操作性、電池駆動時間、光学系の性能も劣る。PC付属のメリットは当たり前ながらPCとの親和性が高く、ファイルをPC標準形式で保存できることでしょうか。

 ところが、PC付属であるが故に絶対的に便利なことがあります。それはNetmeetingなどのTV会議ソフトウェアの使用です。別途キャプチャデバイスを使用することなく本体装備のみでTV会議ソフトを利用することができるので、ユーザは別途通信回線(インターネット環境)を用意するだけで相手と映像と音声で会話することができます。

 Netmeetingは標準でインストールされていますので、ffを使っている方は今すぐに使用することができます。
 今回は別にCU-SeeMeを使ってみることにします。
CU-SeeMe (これはQCAMでの映像)

 今でもスタンダード的存在でありますし、Macとも接続することができます。かなり前ですが、97年9月2日に紹介した後、Libretto60に安価な白黒カメラであるQCAMを接続して楽しんだ時期はあったものの、結局はお蔵入り状態だったのでした。

 今回、Librettoにカメラが搭載されたと言うことで、CU-SeeMeでも使えるかどうか試してみました。
 結論としては、使えました!
 ただし、ビデオフォーマットがI2;I420の状態では使用することができず、フォーマットを9;YVU9とすることで使用可能になります。サイズは320x240でも使用することはできますが、通信回線に優しくないので、160x120程度が良いかと思います。

 さて、これで使用する環境ができました・・・
 家庭内の、キャプチャカードが搭載されたPCとも通信成功です。

 さて、これでバリバリやるぞ〜・・・ と思ったのですが、肝心な相手がいないことに気づきました。ぉぃぉぃ・・・
 どなたかお相手してくださる方はいらっしゃいませんか?
 女性ならなおさらうれしいです(爆)



 ・Libretto ffとC1XE コンセプトの違い

 去る9月11日(土)に、幕張メッセで開催されていたWINDOWS WORLD EXPOを見学し、その感想については9月20日の更新で掲載しました

 私にとっては、やはり何と言ってもこの展示会の一番の「目玉」はソニーが前日に発表した→VAIO C1XEではないかと思います。
 従来のC1と比べてサイズが大きくなり、バッテリー駆動時間も少々短くなったかもしれませんが、1.0KgでモバイルPUを搭載、ハードウェアMPEG4エンコーダ搭載など、魅力的な機能が搭載されています。
 実際のCPUパワーはベンチマークテストなどで評価してみないと何とも言えませんが、少なくともMMXPentiumであるffと比べると、同クロックだとはいえ多少は速いものでしょう。ただ、バッテリー駆動時間を削ってまでCPUパワーに割くという考え方は、特にモバイルユースでは賛否両論なところだとは思いますが。

 また、実は私の友人のソニー社員が同展示会の展示員をやっており、暇な時に私にVAIO C1XEを用いてビデオメールを送ってくれました。160x112、30fps、16秒で約380KBあまり。画質もサイズの割にはかなり良く、さすがハードウェアエンコーダと唸らせるには十分なものになっていました。
 というように、モバイルPCで動画を撮影し、HDDに保管したりビデオメールを送るという使い方にC1XEは、ある意味「完成形」と思って良いものだと私は感じています。

 ただ、単にビデオを撮るのだったら、素直に同社のデジタルハンディカムを購入し、動画はIEEE1394(i.Link)、静止画はメモリスティックを用いてPCに転送するといったソリューションの方が絶対にスマートであると思います。TVの取材でソニー社員が「そのままハンディカムに取って代わるもの」と言っていましたが、やはりネックはそのサイズと約1時間というバッテリー駆動時間にあることは間違いないでしょう。特にカメラを使うと更に駆動時間は短くなるのではないかと私は推測していますし。

 それと比べ、ffはこれといってscoopyというカメラを前面に押し出しているとはとても感じません。動画も一応撮れますがあくまで可能であるということだけですし、敢えて言えば静止画中心の使用を想定したものであると私は感じています。
 私の所感では、ffのカメラ、scoopyは"東芝のウリであるC-MOSカメラをPCに搭載すると、こういったスタイルになります。今までのLibrettoとサイズも駆動時間もあまり変わらないでしょ" といった試験的なコンセプトを持ったものであると思っています。

 ではffの最大の特徴は何でしょうか。
 この件で→りぶら〜への道のbataさんとSkyWalkerメールをやりとりしながら感じたことは、やはりモバイルPC初のリモコン、i.Shuttleが提供するソリューションではないかということ。
 Eメールを聞くだとか、mp3を聴くとかCMでも謳っているように、やはりターゲットは広い意味での音声にあると思いますし、i.Shuttleを操作してピアノ演奏を録音したりしているbataさんの使い方がある意味理想的なのではないかと思います。

 特にmp3については、ウォークマン・MDウォークマンを作成し、他社以上に著作権保護を謳っているソニーではやろうとしてもできないことでしょう。確かにmp3が完璧であるとは思いませんが、少なくともユーザレベルから見れば限りなく完璧に近いmp3というメディアは、一旦爆発的に普及してしまった限り、そう簡単に覆るものではないでしょう。
 実際、ff購入と入れ違いに「すねた」(笑) のか、ディスクマンが故障したため、普段持ち運ぶものを、Libretto60+ディスクマン+デジカメであったものを、ff1台に集約していますが、駆動時間がもう少し長ければといった感想はあるものの、それ以外の面では全く問題ないものになっています。HDDの容量が許す限りmp3データを格納してランダムに聴くといった使い方は今までのモバイルミュージックの分野の常識を覆すには十分のソリューションであると私は思っています。

 後日また書こうと思いますが、最近またffの広告を各種メディアでよく見ます。そこで展開されるのが「Always with me」。特にffのこの機能を全面に、といった主張ではなく、女の子がスマートに(?)持ち運ぶといったイメージ重視のものなのです。
 私としては今後のPCユーザの進むであろう道からすれば、イメージ重視の広告は正しいのではないかと思いますね。


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