「りぶこらむ」(2000年5月)

2000年4月 2000年6月

 5月18日(木)

 ・最新GPS調査報告(その4/PCQ-HGR1S)

※まずお詫び
 4月21日号で紹介したPC-GPSですが、問題点について触れるのを忘れてしまいました。
  1. 始動時測定不良頻発
     始動時に衛星を正しく補足せず、正しい位置を表示できなくなる現象が頻発します。数日以上放置して使用しなかった場合に多く発生するようですが、詳しい因果関係は不明です。
     その場合も慌てず付属ユーティリティからコールドスタートさせることによって、その後は安定して利用することが出来ます。
  2. コールドスタートとLibrettoとの相性
     販売開始直後、PC-GPSをLibrettoで使用してコールドスタートをさせた場合、その後Librettoもろとも起動しなくなってしまった、という事例が報告されたことがありました。Libretto100とSS1000に於いて1例ずつ聞いています。
     PCカードの電力消費に関係しているのではないかと言われていますが、その後聞かれないこととリコールの因果関係は不明です。

 さて今回も最新のGPSソリューションということで、前回のPC-GPSに引き続いて今回はPCQ-HGR1Sをご紹介します。このアンテナは只のGPSユニットという枠を越えて色々な使い方を私たちに提案してくれる製品です。

 PCQ-HGR1Sという呼び方では馴染みが薄いかもしれませんが、Navin'You Version4.0以降のモバイルパックに付属するユニットと言えば解りやすいかと思います。
 現在ではその他にも、同じソニーのGTREXにも付属しています。

PCQ-HGR1S
PCQ-HGR1S
 このアンテナですが、従来の製品と比べて画期的なものとなっています。

  1. 単体での受信が可能
     このアンテナは単体での受信が可能です。
     駆動には単3乾電池1本を用いて、電源がオンの間、一定間隔ごとに自位置のログを取り蓄積します。このデータを後にPCに取り込んで地図上に表示することが出来ます。
     受信モードには電源が入りっぱなしな連続受信と、一定間隔ことに電源が入る間欠受信があります。間欠受信モードだと、場合によっては十分な受信感度が得られないようです。

  2. USB接続
     GPSユニット初のUSB接続のアンテナとなっています。
     古いPCでは使えなくなってしまいますが、やはりトレンドとして当然の流れでしょう。
     また、旧来のGPSアンテナはシリアル接続でシリアル機器扱いだったのですが、PCQ-HGR1SはれっきとしたGPS機器として認識されます。コントロールパネル上には下図のような表示がされます。
     デバイス表示も・・・
     初のUSB接続ユニット、ということと同時に初の"本物の"GPSユニットということも言えるわけです。
     但し見た目はかっこいいものの、ユーザ側からすれば以前(シリアル接続だったため、標準COMコントロールを用いることでデータ受信が可能だった)よりもよりブラックボックス化してしまい、指定アプリ以外での利用は難しくなったということを意味します。

 アンテナサイズも小型で、マシン取り付けられるようなクリップが付いていますから、持ち運びながら使用することも可能でしょう。
 使い方ですが、やはりNavin'You Version4以降を用いることが主でしょう。
 GPS機能をONにすると、HGR1Sからピーッという音が鳴り、受信開始を合図します。GPS天空図を表示しながら受信すると、より分かり易いのではないかと思います。

 さて肝心な受信感度ですが、あまり良くないと言わざるを得ないと思います。
 特に私のカーナビ環境、ボンネット上にffというスタイルでは殆ど受信できません。単に故障ではと思ったのですが、今冬スキー場に行ったときにポケット内でも滑ったコースを記録できたことからしても、故障とは言えずHGR1Sが機種やその環境に左右されやすいと言えそうです。特に車のノイズを拾いやすいのではないかと言われています。
 残念ながら、小型化に伴って受信感度が犠牲になったのではと感じています。

 ただ、これを改善する手がないかと言うと、NiftyのFGPS等で色々報告されています。
 特に、裏面に500円玉を貼るというのが効果があるとのことです。どうやら、設計上十分な接地が取れていないようで(リフレクタ?)これを改善するために500円玉を貼ると効果が上がるとのことです。
 更に表面に1円玉を貼ると更に効果があるとのことなのですが(計501円。笑)、私はまだテストできていません。
 私は現在、裏面にキッチンの目張り用(笑)のアルミニウムテープを貼った状態で使用していますが、これでも何となく良くなったかなぁ?という状態です。

 折角の新しいGPSの使い道を提案するユニットなのですが、感度が良くないのが残念で仕方がありません。今後の製品に更なる期待をしたいところです。



 ・J-PE02(新J-PHONE徹底活用講座/その5)

 J-PHONEの新サービスについてのコラムは全て書いたところで、今回からちょっと新機種についてちょっと書いてみようかなあ、とか思った次第です。
 今回は今更ですが、ちょっとだけ私の使っている端末
J-PE01の後継機種、J-PE02について書こうかと思います。

 一時期の藤原紀香仕様CM機種だったので(J-PHONE東京)、注目は集めていた端末かと思います。私も一時期惹かれましたが、丁度ドメイン取得など何かとお金が掛かっていた時期もあり、悩んでいるうちにやめてしまいました。
 本当なら箇条書きで書きたいところですが、今回は敢えて文章で書いてみます。

 何といっても全面液晶そのままで、より軽量化を図ったと言うことが注目に値するかと思います。J-PE01では130gと、かなり重かったのですが今回は98gと、全面液晶の割には頑張ったと言うことが出来るかと思います。
 新機能としては、手書きメモの送受信ができることかと思います。但し、この機能は同機種同士でのみ転送が可能なようです(確認できていない)

 メール書きには面白い仕様になっています。
 何せ全面液晶を活かして、画面上にJIS配列のキーボードを表示させて打ち込むことが可能です。以前は「あ」行を選択してそれから「お」を押すというやり方だったので、ローマ字入力が可能となるとかなり打ち込みは楽そうです。但し、J-SkyWalkerのロングEメールには対応していませんので、結局入力が楽でも128Byteな文字数の制限が掛かってしまいます。

 次に、ソニー製端末のようにジョグが付いています。正確にはジョグではなく、スティックですが。これによって電話帳の検索がより楽になっています。それ以外のジョグの使い方についてはあまり触っていないので解りませんが、折角のジョグですのでもう少し凝った使い方をしても良いのかなと思う節もあります。

 残念な面は、何と言っても折角の大画面液晶にも関わらず、J-SkyWebに対応していないことでしょう。今更って感じかもしれません。
 それよりも個人的に気になるのは、2月25日にも紹介したエンハンスト・フルレートにも対応していないこと。所詮PHS等と比べると音質は悪いですが、あくまで携帯は音声通信重視に考えているので、これは今更対応していないとなると、致命傷になってしまいます。

 着メロも先代と比べて大差ありませんから、SkyMelodyには対応しているものの、3和音着メロ及びSkyMelodyスーパーハーモニーにも対応していません。ただし、これまた全面液晶の利点を使って、鍵盤入力にて自作着メロの作成ができるという独特の機能があります。これはポイント高いですね。3和音なら良かったのですが。

 折角、全面液晶で良いデザインなので、これらの機能不備が残念で仕方ありません。次作に期待です。
 個人的にはもしや全面液晶でカラーなのでは、と期待したりするのですが、とある情報筋からすると、次作はカラー化するものの、液晶は全面ではなくなるらしい・・・
 それでも、今までのノウハウを利用して、是非とも良い機種を作ってもらおうとパイオニアさんには期待するのでありました。

 最後に、この機種の詳細は→こちらをご覧下さい。


 5月4日(祝)

 ・50万ヒット第2弾当選者発表

 かなり引っ張ってしまいましたね。(¨;)
 そろそろ昇日貿易様提供のプレゼント当選者発表です。

 ★やどかりケース : 応募総数27通
 松尾 健二 さん

 ★MK6014MAP : 応募総数62通
 高瀬 周一 さん
 以上です。ご当選おめでとうございます。
 50万アクセスのプレゼントキャンペーンはここまでで打ち切りです。
 次のキャンペーンは、話があればやりたいとは思っていますが、60万70万?・・・やっぱりミリオンアクセスまで無理かも。

 次回からは総括と言うことでアンケート統計とご意見に対する返答を書いていきたいと思っていますので、懲りずにおつきあいの程よろしくお願いいたします。



 ・最新GPS調査報告(その3/号外/GPS精度向上について)

 本来は次の製品を紹介するつもりだったのですが、一昨日大ニュースが飛び込んで参りましたので、急遽号外としてお伝えしようと思います。
 なんと、昨日5月2日より、GPSの測定精度が約10倍に向上しました。
 
→ホワイトハウスのニュースリリース(英文)
 →朝日新聞のニュース

 訳の分からない人がいらっしゃるかと思いますので、私のうろ覚えな知識で解説します。
 カーナビ等で用いられている全地球測位システム、GPS(Global Positioning System)は、周回する24個の衛星を用いて衛星からの距離を測り、自分の正確な位置と正確な時刻を求めることが可能なしくみです。
 こんないかにも大変そうで巨額の開発・打ち上げ費用が必要なものが実現できたのは、これがアメリカの国防のために実現されたものだからというわけです。
 それを民間にも解放して使ってもらおうという、太っ腹なものが各種GPS機器というわけです。

 本来の精度は1〜5mといったところとなっています。
 これは非常に素晴らしい精度ですが、逆に言えば技術力さえあれば人間1人に対して攻撃できるという、敵国に軍事転用されると非常に怖い一面を持ち合わせているということになります。

 ということで考えたのが、コード体系を2種類用意するということでした。
 軍事専用の純粋なコード体系のPコードと、その精度にわざと誤差(最大200m)を付け加えて民間用としたSAコードの用意するということです。
 この考えは至極当たり前の事ながら、一般ユーザとしては当然の事ながら不満に感じることも多いわけです。これだけの誤差があると、隣の道路を走っていることも多くありますし、この補正のために誤差情報を何らかの手段で常に取得(D-GPS)する必要があったわけです。カーナビ用途ならそれほど高度な精度は必要ありませんが、最近は地殻変動の調査などにも用いられますので、そのように利用するにはかなり面倒な処理が必要だったわけです。
 また、有名な逸話があるのですが、湾岸戦争の際には一時的にこの誤差が少なくなったと言うことがあります。各兵隊に民生用のGPS機器を持たせて状況を把握していたようです。結局のところ民生用の機器を持たせた方がコスト的にだいぶ良かったのでしょう。
 このような使い分けも、実際のところは意味をなさないことが解ってきたのではないでしょうか。

 結局のところ、市場拡大のための要求と、軍事転用の恐れのある場合は当該地域だけ誤差を増やすことができる技術が開発されたって事で、SAコードの誤差を無くしたということですね。従来製品でもそのまま恩恵にあずかれます。
 これが面白いところで、これが商売気ある一般企業だったらドライバやら機器の変更を要するように仕様変更するんじゃないかな、と私は思うんですよね。ここら辺が米国風な将来を見据えた太っ腹な決断ですよね。

 それと、地球上が平和ならGPSなんて登場しなかったのかな?とか思っています。
 別に戦争が良いとか言っているわけではありませんが、緊迫した雰囲気でこそ技術がより進歩するかもしれませんね。



 ・SkyMelodyスーパーハーモニー

 着メロのお話。
 実は私的には再びはまっています。これについては詳しいことは後日ということで。
 うるさいとか言われようとも、着メロ(※)にはそのひとの個性が表れて面白いですよね。
 (※「着メロ」はアステルの商標らしいです)

 J-PHONEの着メロダウンロードサービス、SkyMelodyについては1999年6月1日に書きましたが、携帯電話では初めて(PHSではアステルが先発)実現したということもあり、以前はいつ掛けても話中ばかり。人気サービスになったようです。今では殆ど全ての端末が対応していることもあり、スタンダードな存在となりました。

 昨年、先発アステルはまたまたいち早く、着メロの3和音化を図ります。最初は私も懐疑的というか、(笑)な感想だったのですが、それがどうでしょう、あれよあれよの間にこれまた当たり前な存在になってしまいました。流行り廃りは早いものです。
 (最新の東芝製端末など、4和音な製品もあります)
 SkyMelodyも「SkyMelodyスーパーハーモニー」というネーミングで3和音化されました。J-D02等最新端末のみで利用可能です。
 その他に回線の拡充も順次行っているそうです。

 しかし、このSkyMelodyというシステムにはユーザ側から見ての不満点はごまんとあるわけです。
 それの一番手は、何といっても自由度が低いということ。ダウンロードしたメロディを編集・修正・アレンジしたいといった欲求は当然のことながら出てくると思われます。
 その一つの解決策として、J-T03のような3種類のアレンジ(伴奏付き!)機能というのは評価に値します。私も触ってみましたがかなり面白かったです。

 それと逆のスタイルとして考えられるのが、全てネットワーク(ユーザ)側に任せてしまうという方法。ユーザによる手入力が面倒ならば、識者によって作成されたデータをメールやWEBによって転送してしまえば、ユーザ側は便利ですし、キャリヤ側もよけいな設備投資は要らないので楽ですし、パケット料は手に入る。まさに一石二鳥。

 ということで、iモードでもJ-SkyWebでも、いちいちSkyMelodyのように電話を掛けなくてもブラウジングによるダウンロードが可能です。PHS(H")ではメールで送信して登録というスタイルですね。
 J-SH02でテストしてみましたが、3和音メロディのダウンロードはなかなか面白い。はまってしまうとパケット料の負担が爆発してしまいそうです。
 ということで、既に電話を掛けての着メロダウンロードは時代遅れなのかな、と思った次第です。

 ただし、このようなスタイルには問題点もあります。
 iモード用で行われている有料サービスを除いて、個人によって行われているサービスは音楽著作権を侵害している場合が多いということです。これによって閉鎖するサイトも少なくありません。
 その辺りにうまいことガイドラインが出来ればなと思うのですが・・・

 さて、今後の着メロはどう進化していくのでしょうか。

  1. 録音着メロ ・・・既に採用機種はあるかな?
  2. MIDI着メロ ・・・今もMIDIなんだけど音色も重視(ドコモN系で実現?)
  3. mp3着メロ ・・・きっともうすぐ実用化されるでしょう
  4. mpeg着信 ・・・画面で動画。必要ないな・・・
 考えるのは面白いけど、要らないなあ。

2000年4月 2000年6月

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