10月15日(火)
・MK6021GAS
L1のHDDをMK6021GASに載せ替えたのでご報告致します。
ここで昨今のHDDについて簡単に書きますと、40Gまではとにかく大きく大きくと大容量化の一途できたものが、ここ最近は色々な流れに進んでいるということになるかと思います。
- 流体軸受の採用
これは3月1日に書いたとおりです。
主たる目的は故障率の低下と製品寿命の向上ですが、副次的効果として回転音が小さく静かになっています。
- 回転速度アップ
従来4200rpmで統一されていた2.5inchのHDDですが、5400rpmに向上されたモデルが登場しています。
単純計算で3割ほどの速度向上が見込める反面、消費電力・発熱が大きくなっていますので、モバイルノートよりもパフォーマンス重視のオールインワンノート向けと言えると思います。
- 駆動電圧の低下
一部ですが、動作電圧が5Vから3.3Vに引き下げられたモデルも登場しています。L5(PAL5080TNLN/無線LAN非搭載モデル)に搭載されているMK2020GLPがこれです。
消費電力・発熱も抑えられてノートPCの駆動時間を伸ばす救世主となっています。しかし現在のところ最大が20GBと容量が少なく、またバルク市場でも販売されていません。
これがL5がHDD換装できない主たる要因となっています。
- 更なる小型化
2.5inchよりも更に小さい、1.8inchの製品もあります。L5(PAL5080TNKW/無線LAN搭載モデル)に搭載されているのがこれです。非常に小さいのでDynabookSS S5やVAIO Uなど超小型ノートPCを作るうえで必要なユニットです。
しかしパフォーマンスの上ではあまり良くないようで、パフォーマンスよりも携帯性を追求する向きに良いようです。
 |
さて今回換装したMK6021GASですが、これは2.5inch/流体軸受/4200rpm/5Vの製品となっていまして、ffとL1〜3にそのまま換装できるタイプとなっています。
(どちらも簡単な動作チェックではOKでした)
パフォーマンスの面では4200rpm据え置きであまり芳しくないように感じられるかもしれませんが、そこは大容量HDDへの換装のページで書いたように、容量アップ=密度アップに伴って速度アップがされていますので、大きな消費電力アップ無しに大容量化と速度アップが期待できる好都合なユニットかと思っています。
|
とあいえ、60GBです。
通常の方には使いようがない容量かもしれません。
今回ばかしはマルチOS(Linuxインストール)にしようかと思いましたが、モバイルユースで複数OSを使うことはやはり希だと判断し、自作マシンでキャプチャ(録画)したMPEG動画保存用の領域を主に増やすことにしました。
ここまでの保存領域になると、どちらが本当に「母艦」なのか解らなくなってきたのではないかと思っています。ノートPCのHDD容量の少ない頃は、デスクトップPCを「母艦」に仕立て、必要なデータを「母艦」からコピーして持ち運ぶライフスタイルが普通でした。
しかし今はもう違うのではないかと。普段から使うデータはむしろモバイルPCに持ち運んだ方が便利ではないかと思うようになりました。そして、自宅に帰りデスクトップPCと接した際は、モバイルPC側で共有しているデータを大きいデスクトップ画面と有り余るCPUパワーにて効率的に加工編集を行う。
このように考えると重要データは常にユビキタスとなります。既に私の生活スタイルはこのようになりつつあります。
さて、肝心なベンチマークの結果です。
まず、DBENCH(v1.22)の結果を掲載します。
|
Results - Diskdrive benchmark on Win32 1.22 (C)1996-98 Yuji TSUKADA
Drive : c [HAMION_SYS] - NTFS // Thread(s) : 1 // KB/s/Thread
MK6021GAS
| Buffering |
Read/ Write |
Write cache |
Write cache flush time |
512Bytes |
64KBytes |
1MBytes |
| Seq. |
Random |
Seq. |
Random |
Seq. |
Random |
| No |
Read |
2133 |
44 |
23220 |
4484 |
23486 |
17949 |
| No |
Write |
Write through |
2133 |
118 |
21764 |
5745 |
22985 |
20059 |
|
昨年10月16日のりぶこらむの結果と比べますと、1割程度の向上となっています。
また、今回注目したいのがMK4019GAX(40GB/5400rpm)との比較です。
わいわい掲示板の方に先月、はもさんから投稿があったMK4019GAXのデータと比較します。
| HDBENCH v3.30 | READ | WRITE |
| MK4019GAX |
23830 | 21983 |
| MK6021GAS |
23448 | 22719 |
HDBENCHのDISK測定はそこそこ誤差があるので、何度か測定してみましたがほぼ同程度の結果となりました。
消費電力・発熱を考えるとLibrettoにはMK6021GASの方が適当かもしれません。価格はMK4019GAXの方が1万円ほど安いですが。
さて、取り出したMK4018GAP(非流体/40GB/4200rpm/5V)が余りましたが・・・
これの活用はまた後日。