ついに登場! Libretto ff (Libretto ff1100/1050)


MOBILE-ENTERTAINMENT PC Libretto ff
 今までになかったコンシューマを強く意識した遊び心いっぱいのマシンです。
 洗練されたデザイン、取り外し可能なカメラ、リモコンも装備されます。


 LibrettoSSの発表からはや1年が経ち、さらにLibrettoはモバイルでの使用を考え、洗練されたスタイルに生まれ変わりました。1999年6月の東芝DynaBook 10周年を記念して登場した、その名もLibretto ff! 見れば見るほど東芝の意欲を感じる期待作です。

コンセプトと概要

 今回、東芝が打ち出してきたコンセプトは「モバイルエンターテイメント」の世界。そのため既存の東芝PCの概念をうち破り、世界初のリモコン搭載(i.Shuttle)スマートメディアスロット搭載など遊び心いっぱいの仕様になっています。(ff1100)

 また、今回の発表された製品は、主にコンシューマ向けの遊び心いっぱいのLibrettoff1100と、主にビジネスユースにも用いることができる比較的安価なLibrettoff1050の2機種が用意され、同時に2機種が発表されたのが特徴です。

Libretto ff1100

Libretto ff 1100
Libretto ff1100

スペック

 主なLibrettoff1100のスペックは以下の通りになります。
 東芝PCには今までになかった斬新なコンセプトであることが分かるでしょう。

CPU MMX-Pentium/266MHz
L2キャッシュ 512KB
メモリ 64MB (最大128MB)
ディスプレイ 7.1型TFT液晶(800x480ワイド 1677万色表示)
NeoMagic128XD ビデオRAM:2MB
HDD 3.2GB (8.45mm厚)
その他特徴 35万画素C-MOS CCDカメラ(scoopy)搭載
リモコン(i.Shuttle)標準装備
スマートメディアドライブ搭載
56K(K56flex,V90)モデム搭載
物理的形状 221x132x(29.8〜32)mm 980g

長所・短所など

 私の感想としては以下のようになります。

○良い点
 ・コンシューマを意識したコンセプトモバイルPC。
 ・取り外し可能なカメラ(scoopy)搭載。mpeg4動画が撮影できる。顔認識できる。
 ・自由にカスタマイズできるリモコン(i.Shuttle)搭載。操作の幅が広がる。
 ・スマートメディアスロット搭載。デジカメとの連携が容易に
 ・Libretto100同様の高発色TFT液晶
 ・USBを本体に内蔵
 ・外部ディスプレイ端子も本体に内蔵
 ・HDDは8.45mm。大容量化が可能
 ・キーピッチはSSと同じ15ミリ。
 ・L2キャッシュは512KB
 ・メモリ容量64MB(最大128)現状の最適容量?
 ・PCカードスロットは左側
 ・リブポイントは軽くかなり使いやすい。

×残念な点
 ・サイズはLibretto100相当。ちょっと重くなった。
 ・SVGA化は今回も見送り。
 ・ポートリプリケータ廃止。PCカード2枚挿せない代用はUSBへ

△人によるけど
 ・モデム内蔵。モバイル用途では携帯電話やPHSインターフェースの方が?
 ・オプションFDDはUSB。ブート可。
 ・スケルトンキーボード採用。かっこいいけど操作性はどうか?
 ・起動時間は付属ソフトが多いため、45〜60秒程度。


写真と感想

Closed Libretto ff 1100  閉じたときはこんな感じ。Libretto100のサイズにSSのデザインを取り入れたような感じでしょうか。
 私の手では片手では持てず、立っての使用はきついかな、という印象です。
ff1100 Right Side  右側には新採用、世界初のスマートメディアスロットが搭載されました。
 他にもモデムとリモコン接続端子・リセットボタンが右側にあります。リモコンはUSBで接続されますので、ホットプラグOKです。
ff1100 Back Side  裏面には赤外線・音声入力/出力・USB・外部ディスプレイ端子が装備されました。音声端子はノーマルな3.5φの端子が使用できます。
 カメラは取り付けたままで180度の回転が可能です。いかがわしいことに使用してはなりません。
ff1100 KeyBoard  キーボードはSS1000/1010と互換です。ただし、スケルトンになりました。
 写真で見る限り、使い勝手は悪くないでしょう。カラーバージョンへの交換も可能です。

 キーボードの前にあるボタンはscoopyで写真を撮るためのシャッターボタンです。シャッターボタンは全部で4系統使用可能です。

i.Shuttle  今回の最大の特徴、リモコン(i.Shuttle)です。漢字表示が可能な3段の液晶画面のほか、電源・シャッター・モード選択・ボリューム/アプリ切り替え・PLAYのボタンがあります。
 対応アプリが次第に増えてくればモバイル環境は大きく変わることでしょう。
 i.Shuttle活用ページを作りました。こちらからどうぞ
ff-camera scoopy  新採用のカメラ(scoopy)です。35万画素C-MOS CCDカメラで、静止画の他、mpeg4動画の撮影も可能です。(1GBで3時間だそうです)
 カメラは1mのケーブルで分離できますので、色々な撮影が可能でしょう。
 もちろん、ビジネスシーンでの取り外しもOKです。


多彩なアプリケーション

 カメラやリモコンを活かす付属アプリケーションの多彩さも、今までのLibrettoにはなかったコンセプトです。

  1. Visual
    • LIVE MEDIA
       LIVE MEDIA VIDEOがカメラから動画キャプチャするソフト。
       LIVE MEDIA STILLが静止画キャプチャソフト。
       双方ともリモコンでの操作が可能です。mpeg4動画には後に変換する方式になります。
       動画編集ソフトも添付されています。
    • Smartface
       顔認識ソフト。顔を登録しておくと、指定アプリを起動して音を鳴らしたりメッセージを表示させることが出来ます。
       また、自動的に顔に変装を加える遊びもできます。
    • Mobile Motion Viewer
       MPEG4再生ソフト。インターネットからダウンロードしながらスムーズにビデオ再生できます。
    • Spin Panorama / VideoBrush Panorama
       360度パノラマ静止画や360度パノラマ動画(QuickTime)を作成できます。
       VideoBrush Panoramaは後で動画からパノラマ動画を編集できるソフト。
  2. Music
    • LIVE MEDIA PLAYER
       リモコン操作でコントロールできるメディアプレイヤー。
       プレイリストを登録できるので、お気に入りのmp3データなどをお気に入りの順番で鳴らすことが出来ます。
       リモコンのディスプレイで曲名を漢字で表示することが出来るので、リモコンとの相性がバッチリです。
    • LIVE MEDIA VOICE
       リモコン操作で本体に内蔵されたマイクでWAV録音できるソフト。標準音質と高音質を選択することが出来ます。
       ただし、mp3のエンコーダは搭載されていません。フリーソフトや低価格なシェアウェアで提供されているものも多いので、そういうソフトを使いましょう。
    • 東芝音声システム Ver5.0
       以前からおなじみ、「東芝PCのお守り」東芝音声システムです。
       ただ、今回からは「おまけ」とは言わせません。今回から音声合成(TTS)だけでなく、音声認識もサポートされています。
       さらに、受信メールをリモコン操作だけで音声合成して読み出す機能(※)や、ソフト起動を音声でできるソフトなど搭載しており、大幅にバージョンアップしています。
       (※ ただし対応メーラーはMAPI連携可能なOutlookやExchangeなどのみ)

Libretto ff 1050

Libretto ff 1050

 同時に廉価版のLibretto ff 1050が発表されました。
 こちらはff 1100からカメラ・スマートメディアスロット・モデムを省き、リモコンはオプション、液晶はVGAサイズのSTN液晶を採用することで、予想市販価格13万円台という、高性能WincowsCE機と競合できる価格帯にまで引き下げたのが特徴です。

 STN液晶はff1100の写真と比べてみると分かるのですが、やはり少々輝きに乏しいところはあります。
 ただ、視認性はそう悪くないと感じました。私としては書き換えスピードはやはり少々気になりました。

CPU MMX-Pentium/233MHz
L2キャッシュ なし
メモリ 32MB (最大96MB)
ディスプレイ 6.0型STN液晶(640x480 1677万色表示)
NeoMagic128XD ビデオRAM:2MB
HDD 3.2GB (8.45mm厚)
物理的形状 221x132x(29.8〜32)mm 900g

カラーキーボード交換サービス

Color Skelton KeyBoards  →東芝PCグレードアップセンターでは新しいサポートサービスとして、スケルトンキーボードへのアップグレードサービスを始めました。

 ffシリーズで交換できるキーボードの色は左の写真の6色。
 SSシリーズでもサポートが始まるとうれしいですね。

 他にもオリジナルシールでのカラーリングサービスやHDD交換サービスの適用を受けることが出来ます。


ff 発表についての質問と回答

 今回のLibrettoff発表に伴いまして、去る1999年6月29日の発表会の後に、担当者様に色々と質問をする機会に恵まれました。
 私といたしましては、事前に掲示板で質問を受けたことを中心に質問・要望して参りましたのでご報告いたします。なお、要望については後日りぶこらむにて書こうと思っています。

 最後に、このような場をつくっていただきました東芝の担当者様に感謝いたします。

Libretto ff1100V

 1999年10月27日には、マイナーチェンジ製品→Libretto ff1100Vが発表になっています。ff1100との変更点は以下の通りです。

感想&今後へ

 本当に久しぶりのLibrettoシリーズとなったような感となったLibretto ffシリーズ。
 いままでのLibrettoシリーズとは一線を画し、ビジネス用途ではなくコンシューマ、特にデジカメやmp3を強く意識し若手にアプローチするマシンになりました。
 個人的には「欲しいです」。多分買います。

 それにしても、一時期は「開発中止か?」などと噂されたLibrettoシリーズが、今後とも継続されることが分かったのが個人的には本当にうれしかったりします。
 現状では、Librettoサイズに競合製品はありません。東芝には今後ともLibrettoシリーズに自信を持って開発を続けて欲しいものです。


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