で、コンピュータを使えば何をできるか。それは各MIDI楽器をコントロールできるということになります。制御データをファイルとして入手してくれば、同じ楽器を使う限り同じように鳴ってくれることになります。このようなものをDTM(DeskTopMusic)と言っているようです。
コンピュータでMIDIによる音楽を聴く場合、通常はMIDI音源というものを使うこととなります。これは、シンセサイザーの鍵盤を取ったものだと思って下さい。
これには沢山の音色が入っており、1番の音色にピアノ、2番にバイオリン………というようになっています。そして、一つのMIDI音源には複数(16〜48)のパートが用意されており、その1つ1つに別々の音色を設定できます。これで1つのMIDI音源でオーケストラの演奏まで可能になるわけです。

先ほど、SCP−55はGS規格のSC-55mkII同等の音源と書きましたが、これについて一言。
91年(だったかな??)に、MIDI音源の共通音色規格としてGM(GeneralMIDI)が定められました。それ以前は各社バラバラの音色規格で、例えば1番の音色はある社のものではピアノ、また他の社ではギター、と互換はありませんでした。これを各社統一し、データに互換性を持たせたわけです。
そうしてGM規格があったわけですが、ローランド社はそれを拡張した独自規格のGS音源を作りました。その後、GSが主になりました。今ではGSの上位互換のSC−88(Pro)と、GMの上位互換のヤマハのXG規格がメインになっています。
SCP−55に話を戻しますと、これはローランドのGS規格です。GS及びGM規格対応のMIDIデータはほとんど鳴ります。
LibrettoでのMIDI
LibrettoでのMIDIのやり方にはいくつかあります。
・SCP−55等のMIDI音源を利用する

SCP−55をセットした場合の写真です。
標準で付属してくるドライバは95のOSR2やWINDOWS98では不具合を起こしますので、新しいドライバを→ここから落としてきましょう。
あとは説明書通りの設定で大丈夫なはずです。

なお、このSCP−55、駆動中は大変熱くなります。放熱対策を施すなど、十分注意して下さい。
・ソフトウェアMIDIを利用する
Libretto50/60の場合はPCM音源を積んでいますので、これでも十分な場合が多いです。ソフトウェアMIDIとはPCM音源によって波形合成をし、強引にMIDI音楽を鳴らしてしまうもの、いわばMIDIエミュレータです。
有名なところではSCP−55と同じローランドのVSC−55、シェアウェアの→WinGroove(SPKQQと同じ作者です)、それとYAMAHAの→OPL3ドライバぐらいです。これは今の順番で前の方が音質が高く処理は重いです。逆に後ろの方が処理は軽いですが音質はいまいちです。
ソフトウェアMIDIには、演奏ソフト型とドライバ型がありますが、上で紹介したこの3つは全てドライバ型となります。よって、いろいろな演奏ソフトや対応市販ゲームなどで音楽を鳴らすことができます。

今、WINDOWS用のMIDI演奏ソフトと言ったら、これの右に出る物はありません。WRD(歌詞ファイル)や拡張されたSherryWRD対応、アーカイブ直接演奏対応、上位音源エミュレート機能、と機能も十分でちゃんと連続演奏できます。
以前は少々動作不安定でしたが、近頃はすっかりと直ったようです。
これでフリーウェアは本当にうれしい1本です。
感想
私もSCP−55を購入する前は、「MIDIを屋外に持ち出してさて面白いのだろうか」という疑問があったのですが、いざ使ってみると、こんなに素晴らしい物だとは!といったところです。
消費電力が多いことや、今現在主流のSC−88(Pro)と比べると少々劣る物になってしまうのが難点ですが、使ってみるとあまり気になりませんでした。
MIDI WALKMANや、車載MIDIもできてしまいます。
(ただし、車載の場合は電源ノイズが載りやすいので電源線には注意が必要)
みなさんも、「モバイルマルチメディア」にチャレンジしてみませんか?
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