自宅のADSL導入記


あらまし
 私の自宅は1998年よりCATVによる常時接続環境が整っていて、翌年からは固定IPアドレスを取得し独自ドメインによるサーバ運用という、ちょっと先取りした常時接続環境を満喫してきました。この点は自分の住んでいる地域がラッキーでしたと、そういうことだったのですが、ここ最近のブロードバンドブームによって色々とサービスレベルについて競争が起きることによって、自宅のCATV常時接続に対して、ある程度の不満点も持つようになりました。

 それは

 ということで、いつも乗り換えを視野に入れて動向を注目していたところ、ADSLに好都合なサービスが見つかり、申し込んでみることにしました。

ADSLとは
 既にご存じかとは思いますが、既存のアナログ電話線を用い、その線の中で電話では使われていない高周波を用いて高速のデータ通信を行う仕組みをDSL(Digital Subscriber Line)といいます。
 特にインターネットに関しては一般的には上り方法よりも下り方向の方が容量を必要とするため、下り方向を早くした非対称の通信速度にしたものがADSL(Asymmetrical DSL)となります。

 ADSLモデムは一般的に手に入るようになったので、今となっては特に珍しいものではありませんが

上:ローカルルータ(マイクロFireWallパーソナル2)
中:ADSLルータモデム(MegaBitGear TE4111)
下:CATVモデム(COM21製)
 意外と大きくない機器ですね。
 また、ルータタイプであれば標準でルータ機能まで含まれていますから、別途ルータを購入する必要もなく家庭内LANをそのまま接続可能です。

 2001年はYahoo!BBの登場もあって、ADSLが大きくブレークする年となりました。こういった中で私もCATV→ADSLの乗り換えを果たしたわけです。
 ADSLの規格自身はそう新しいものでもなく、私の学生時代(〜1998)には次世代の規格として既に取りだたされていました。やはりそれでも日本で採用が遅れたのは、やはりISDNとの関係があったのでしょう。

 ADSL関係のニュースは

 が便利です。毎日更新されています。


 ADSLの接続といってもそう難しいものではなく、TYPE1(既存電話との共用)でも、壁から出ている今までの電話線にスプリッタをかまして、電話とADSLモデムを分岐させるようにすれば良いだけ。ここまでは素人でもマニュアル通りに作業すれば何て事はないでしょう。

 ここで、通称 『1階2階問題』 というものが発生することがしばしばあります。というのは通常の一戸建て住宅の場合、後で切り替えが利くように電話線の口を1Fと2Fの両方に用意している住宅が多いのですが、既存の電話は1Fに設置している場合が多く、対してPCは2Fに設置したい場合が多い。
 さてスプリッタは1個しかない、さてどうしたら良いのか、このことです。

 解決の手段は我慢すればかなりあると思われます。

  1. 電話側を我慢する
     要するに電話を2Fに持ってきて、1Fの電話をコードレスホンの子機にしてしまうということ。ちょっと生活は不便になるかもしれませんが、いちばん無難な策には違いありません。
  2. ADSLモデム設置場所を我慢する
     今では便利な「無線LAN」という代物がありますので、1FにADSLモデムを設置してもどうにかなるかもしれません。
     しかし2Fに既にLAN既設ならば、ブリッジタイプの無線LAN機器を購入せねばならず、通常の無線LAN機器と比べて遙かに高価です。
     あ、もちろん思い切って「LANケーブルを1F−2F間に這わす」のもアリですよ。美観と穴開けが許せればね。
  3. どちらも我慢したくない場合・・・
     どちらの設置場所も融通したくない場合ですが、それでもどうにかできる場合があります。
     それは、2個のスプリッタを利用する方法です。
    こんな接続もOKな場合があります

     但し、この設置方法はサポート外の設置方法で、環境によっては速度低下など不安定要因になる場合があります。
     ただ、1階2階問題に悩んでいる場合は1度試してみる価値はあるかもしれません。


経緯

実際のところ
 ADSL引いた直後は、正直言ってちょっと後悔でした。
 だってBフレッツ前に明らかに早まった行動でしたから。
 それも、引いた直後は不安定で使い物にならない状況。たとえCATVが嫌いでも、やっぱCATVのままの方が良かったかなぁ、と本気で思っていましたね。

 しかし、ウチの場合状況は好転しました。不安定要因も工事で直り、昼間であれば右のように1.3Mbps出ています。この点は私の場合CATVにおいて1Mbps(実効は900Kbps程度)でしたから速度アップしてます。

 やはりテレホーダイタイムはそれなりに速度低下しますが、その点はCATVも同じ。常時接続線はそれなりに不安定で時々落ちる点もCATVと同じ(改善はして欲しいけどね)。
 逆に復旧時間はADSLの方が早いかも。雷やノイズに弱いのも同じ。

 で、金額はおおよそ半額なんですから、満足ですよ。(^^)
 あ、そうそう、大事なことを忘れていました。上り速度は150Kbps→512Kbpsですから、3倍ですね。きっと快適になっていることでしょう。


Bフレッツ待ち?
 私もそう思っていました。
 今後はやはり光/FTTHが主流の方向になることは間違いないと思います。

 しかし、月々4000円弱で1.5Mbpsの線が引けるのです。よっぽどでなければいい感じイケると思ってます。
 また、サーバを立てる場合、現状ではBフレッツで実現しようとするとかなりコストがかかるようになります。今後改善される可能性はありますが、コストパフォーマンス重視で行けば、サーバ立てるならADSLという選択肢はかなり残るのではないかと思っています。

 私は、とりあえずこのままADSLで行って、様子見としたいと思います。


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