Librettoとのデータ連携を考える

 Librettoには標準でフロッピーディスクドライブ(FDD)は装備されていません。もちろん、FDDを買えばよいのですが、他にも色々なデータ転送手段を持つということは、Librettoを持ってはじめてユーザーが直面する課題だと思います。
 ここではそういう問題への答えとなる、色々な手段を提案していこうと思います。


 フロッピーディスクで転送

 一番無難かつ、最終手段的手法です。相手がデスクトップマシンの場合、これしか転送手段がないことも多々あります。
 何と言っても、LibrettoのフロッピーディスクドライブはBIOSレベルで認識されるため、例えWINDOWSが吹っ飛ぼうが挿せば使えます。
 ただ、やはり容量が1.4MBに限られることと、転送が2度手間で面倒、おまけにエラーも時折発生する、と問題点も多いのが事実です。


 ケーブル接続する

 LANを組むにはまだ高価、とお考えならば、お手軽なケーブル接続という手もあります。(最近はLAN機器も安くなりましたけどね)
 シリアル接続(COMポート)とパラレル接続(プリンタポート)の2つのやり方があります。パラレル接続の方が速いのでおすすめなのですが、Libretto20/30ではI/Oアダプタの端子の接続の問題から(両方向通信できない)使用できないこともあるようです。
 接続は「アクセサリ→通信」中にある「ケーブル接続」を両方のマシンで立ち上げ、片方をサーバ、片方をクライアントに設定します。残念ながら、片方のマシンのファイルしか共有できませんので、逆にするときは接続し直す必要があります。
 これについては、私も最近はやってませんので質問対象外です(ごめんなさい)


 赤外線転送する

 ケーブル無しにケーブル接続する、それが赤外線通信です。
 また、双方がノートPCの場合、何もないならばこれが一番簡単です。ケーブル接続のような面倒な設定は必要ありません。
 WINDOWS98の場合は、デバイスを動作可能にするだけで標準で使用できると思います。95の場合は→ここにあるドライバをインストールすれば、WIN98と同じお手軽赤外線通信を行うことが出来るようになります。OSR2より前のWIN95(Libretto20/30)の場合は、→ここにあるドライバもインストールしてやる必要があります。
 スピードは最大で115.2Kbps(LibrettoM3/SS1010以外)。大きなファイルの転送には結構な時間を食ってしまいますが、何も必要ないというのは大きなメリットです。


 フラッシュメモリを用いる

 双方がノートの場合、実は結構速いのがこの手段です。
 普通のノートPCの場合は、フラッシュメモリをPCカードスロットに挿せば特別なドライバ無しに問題なく認識され、追加ドライブとして表示されます。
 容量は現在では最大で64MB位まではありますから、大きさで困ることもないでしょう。大きなフロッピーディスクのようなものだと思って構わないと思いますが、スピードはこちらの方が圧倒的に速いです。
 問題点は、何と言ってもフロッピーと比べると圧倒的に高いこと。でもデジカメでも使用されていることですし(コンパクトフラッシュメモリ)持っておいても損はないかもしれません。また、フラッシュメモリは耐久時間が非常に長く(1日1時間位ならば数十年)、おそらく「寿命」はやってこないかもしれません。


 LANを組む

 Local Area Network、LAN。いわゆる小規模ネットワークのことです。複数台のファイルやプリンタをお互いに共有し、資源の有効活用をすることが出来ます。
 今やPCが2台以上あるならば、LANを組むのが手っ取り早いのではないでしょうか。以前なら高価だったLAN機器も、数千円から入手することが出来るようになっています。私も、
Libretto導入当初からLANを導入し、便利に活用しています。

 ○ 予算
 ここでは、お手軽にデスクトップマシンとLibretto2台でネットワークを組むと仮定して説明いたします。価格は98年10月、秋葉原価格を基準に書いています。

 ○ セットアップ
 順序立てて書きますが、最近はそう相性問題も少なくなり、動作しないことも少なくなってきたようです。

  1. デスクトップ側LANカードの設定
     PCIのカードであれば、ケースを開けてバスに挿し、起動するだけでほぼ全自動だと思います。デバイスドライバのFDを挿してやり、指示に従って再起動するだけです。簡単になりましたね。。
     iSAバスのカードは、多少複雑になります。プラグアンドプレイで認識されるものもありますが、よくトラブルの元になるようですので、できれば手動設定にした方が無難です。
     マニュアルをもとに、空いているIRQとI/Oポートアドレスを設定します。設定方法はジャンパ方式と専用ツールを用いてEEPROMに書き込むものの2種類があります。
     その後、WIN95のハードウェアの追加で認識させてやり、設定したアドレスに合わせてやる・・・という作業になります。

  2. ノートPC側LANカードの設定
     これはPCI並に簡単です。Librettoの場合は事前にドライバをHDDに転送しておきましょう。FDDが無い場合は他の手段でどうにか・・・それでもきつい場合は、WIN95標準ドライバでも認識できるLANカードの種類を選択するのがベストです。
     カードを挿入、ドライバを指定フォルダからインストールし、再起動するだけでおおよそOKだと思います。

  3. ネットワーク構成の設定
     双方とも、カードが無事に認識されると、ネットワーク構成の選択に移ります。
     ここでアダプタは挿したカードが出ていると思いますので問題ないでしょうが、ここでは以下の点に注意しましょう。

    1. プロコトル
       ネットワーク上の通信に関する「手順のきまり」です。当然、双方に同じものがはいっていなければなりません。お手軽に数台だけをつなぐ状態で、「プロコトルって何」とか言っている人は、素直に「TCP/IP」と「NetBEUI」を入れておけばいいでしょう。無い場合は、「追加」→「プロコトル」→「MICROSOFT」の中から選択しインストールすればOKです。
    2. 優先的にログインするネットワーク
       「Microsoftネットワーククライアント」が一番無難かな?と思います。
       「WINDOWSログオン」でも出来るはずですが、あまりおすすめしません。
    3. 共有設定
       「ファイルとプリンタの共有」をクリックし、どちらにもチェックを入れておきます。
    4. ワークグループ
       「識別情報」というタグをクリックし、マシン名とワークグループを設定します。双方のマシンのワークグループは同じにしましょう。

  4. 共有設定
     ネットワークの設定が無事に完了すれば、再起動後、共有設定がおこなえるようになります。共有したい資源(例えばマイコンピュータ内のCドライブアイコン)で右クリック→共有を選択すると設定できます。

  5. 接続する
     ではケーブルで接続してみましょう。
     クロスケーブルであれば直接、ストレートであればHUB経由で接続します。

     まず接続したときに、LEDのついているLANカードではLINKランプがついていることを確認します。ついているようでしたら、まずカード動作的には大丈夫だといえます。
     確認できたら、ネットワークコンピュータアイコンを開いてみましょう。相手のマシンが見えますか? 見えたらセットアップ完了です。LAN環境を横臥しましょう。

     この設定によって、Libretto側からデスクトップマシンのハードディスク・CD−ROMドライブ・プリンタ等が共有でき、非常に便利になります。DOSアプリなど、ドライブレターが割り振られたドライブでしか実行できない場合は、ネットワークコンピュータを開き、共有資源上で右クリック→ネットワークドライブの割り当て でドライブレターを振ってやりましょう。


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