待ちに待った! Libretto U100


ver.0.60

 Libretto L5の発売から3年が経過し、Librettoはもう出ないと思っていました。

 でも3年ぶりの新機種、libretto U100 が発売されました。
 新技術や機能を詰め込んだ、まさにフラグシップのモバイルPCとなっています。
 PC開発に全く自由に取り組める訳ではない時勢において、これだけのPCを開発して頂いた東芝の技術者には素直に感謝したいと思います。

 以下の写真は少々暗い場所で撮影したため見にくいものとなっているものもありますがご容赦頂ければと思います。

スペック

 今回発表されたlibretto U100は基本的に1機種となりますが、libretto DVDドッグの有無とカラー(エターナルブルー/ピュリティスノーホワイト)にて都合4型番が発売されています。
 (※ドッグ無し・ホワイトは東芝PCダイレクトによる直販にて限定発売のみ)

 主なスペックは以下の通りです。
CPU Intel超低電圧版 Pentium® M 733 1.10GHz
(L2キャッシュ:2MB)
メモリ PC2700-DDRSDRAM 256MB (最大1GB)
ディスプレイ 7.2型 ClearSuperView液晶
(WXGA 1280x768ワイド)
HDD 60GB (1.8インチ)
ネットワーク 100BASE-TX対応有線LAN
IEEE802.11b/g対応無線LAN
拡張機能 USB2.0端子 x2
IEEE1394(i.Link)端子 x1
Bluetooth V2.0
PCカードスロット
SDカードスロット
56K(K56flex,V90)モデム
標準OS WindowsXP HomeEdition SP2
物理的形状 210x165x(29.8〜33.4)mm 999g

機能と外観


 正面左側。
 SDカードスロットがあります。
 SDカードスロット右のノッチはPCカード取り出しに利用します。

 正面右側とポインタ・キーボード

 なぜか前面にi.Link端子があります。
 (たまにしかに使わないのであればこの位置でいいかも)

 ポインタは少々慣れが必要ですが、東芝やIBMのスティックポインタを一度でも利用した経験がある方であれば慣れるのは早いのではないかという印象です。
 キーボードは沈みは少ないですが適度なタッチ感はありますので安っぽい感覚はありません。
 ポインタの右にあるのは指紋認証機能です。利用中に指でなぞるとランチャーが出現します。これには慣れるのには時間が掛かる印象です。

 左側です。PCカードスロットはLibretto伝統の・・・ダミーカード式。
 その上にあるのは外部ディスプレイ端子と無線LAN切替スイッチになります。
 いちばん左の電源端子はLibretto50/60/70/L1/L2/L3/L5と共通の端子となりますが、電源容量の関係で互換性はないと思われます。
(サードパーティ製も含め、利用可能かもしれませんが、自己責任で)

 中央は排気用ファンですが、通常の利用で特に熱いような感じは受けませんでした。また、ファンの回転音も特に気になることはありませんでした。

 右側です。
 左から音声ボリューム、マイク端子、音声出力、USB(2.0)x2、モデム、有線LANとなります。
 整理されてきれいにまとまっている印象です。

 最近のノートPCで物理ボリュームが採用されているのは珍しいのではないでしょうか?
 技術者のこだわりが感じられます。

 背面です(エターナルブルー)
 左上にはlibrettoのロゴがあります。正面から見て正対するように逆向き?に印字されています。
 おしゃれにこだわるモバイルPCにふさわしく、綺麗な色遣いです。
 但しLibretto ff程ではないですが、傷に気をつけた方がいいかもしれません。

 バッテリは後に飛び出す形で装着されています。駆動時間を確保する為の苦肉の策? しかし、後側ということもあり、それほど気になりません。また、バッテリにもlibrettoのロゴが彫り込まれています。

 裏面です。バッテリの飛び出しが少々目立ちます、
 中央の蓋が開く箇所はメモリ取り付けの箇所となります。
 右手前側の端子はドッグ接続用の端子となります。

 定格は15V 3Aとなり、上にも書きましたが、Libretto 20/30/50/60/70/L1/L2/L3/L5 の電源アダプタと互換性はありません。


 標準OSはWindowsXP HomeEditionになります。

 バッテリは型番 PA3442U-1BRS、10.8V 3400mAh。
 Libretto 20/30/50/60/70/M3の大容量バッテリが2400mAh、ffの大容量バッテリーが2600mAhということを考えれば、徐々にではありますが技術の進歩が感じられ、小さいのに頑張っているなという印象でしょうか。
 将来的には燃料電池も実現するとうれしいですね。

 個人的には、出っ張らない『小容量バッテリー』が欲しいかな。

液晶はLEDバックライト


 今回のlibrettoで特に注目すべきは、やはりLEDバックライト採用の高解像度液晶。7.1インチのサイズで何と1280x768のWXGAの解像度を実現しています。
 高解像度ながらクッキリハッキリ表示されることで、特にDVD再生の用途で威力を発揮します。

 私が特に驚いたのは、その輝度調整の幅が広いこと。一番明るくするとトップの画像のように色飛びしてしまいました。一番暗くすれば相当バッテリの持ちが良さそうです。(でも当たり前ながらちゃんと見えます)
 DVD再生時に綺麗に見えるように多少ツルツルの表面となっています。しかし多少映り込みはありますが、良いバランスとなっていると思われ、通常の利用にも丁度いいでしょう。

 気になる高解像度による見にくさですが、こればっかりは人を選ぶのは致し方ないところでしょう。
 個人的には尖った高解像度の割には、そこそこ見えるな、という感想です。

libretto DVDドッグ

 今回のlibrettoの特徴といえば、何と言ってもモバイルDVDプレイヤーとしての用途を意識した、libretto DVDドッグの存在。DVDスーパーマルチドライブを採用しているので、DVD±R(W)の書き込みもできますし、プレインストールのユーティリティを用いてリカバリDVD-Rの作成も可能です。
 普段から持ち運ぶものではありませんが、便利なのでやはり購入すべきでしょう。
 私としては、恐らくクルマで移動するときや宿泊を伴う外出の時は、きっと持って行くんだろうなと思います。


 DVDドッグ単体ではこんな感じです。
 左前面にDVDスーパーマルチドライブがあります。
 他には本体接続用の端子と本体固定用の金具がありますが、他には何もありません。

 写真では見にくいですがドライブ右側にスイッチがあり、これを切り替えることでDVD再生専用モードにできます。DVD再生専用モードでは電源を入れるだけで、OS起動なしにDVD再生が可能です。

 右前面には、DVD再生時に利用するコントローラのボタンがあります。

 本体に取り付けるとこんな感じです。
 厚みは増しますが、できるだけ気にならないように設計されているのではないでしょうか。
 取り付け方は少々面倒です。

 型番は PA3433U-1DV2。営業型番PALDOC01
 ドッグのみ別に購入することも可能です。

モバイルDVDプレイヤーとして利用


 libretto U100の可搬性を最大に活かせるのが、DVDプレイヤーとしての利用方法です。
 DVDドッグを装着すれば、いつでもどこでも、OS起動なしにDVDプレイヤーとして利用できます。


 写真に特に修正は入れていませんが、ClearSuperView液晶はなかなか映りがよいと思います。
 DVDプレイヤ機能の為に液晶ユニットを選択したような。本末転倒のような感じもしますが。
 余談ですがCanonのIXY DIGITAL600で撮影しました。

 驚いたことに。こんな角度からもちゃんと見えてます。
 なかなかの視野角です。

個人的なファーストインプレッション

 私の感想としては以下のようになります。

○良い点
 ・2桁Librettoやlibretto100を意識した超小型librettoの復活
 ・超低電圧版PentiumM採用で、CPUパワーと駆動時間の両立
 ・最大1GB迄メモリ増設可能
 ・最大5.3時間の長時間駆動。
 ・LEDバックライトで長寿命かつ低消費電力?
 ・高詳細なClearSuperView液晶画面。動画再生が特にキレイ
 ・IEEE802.11b/g無線LAN・有線LANのデュアル搭載(思い切って有線LANカットしても良かったかも)
 ・DVDドッグの採用で、必要なときだけ2スピンドル。
 ・OS起動無しにDVD再生が可能。
 ・USB2.0対応USB端子が2つあり、PCカードを含め拡張性が高い
 ・Bluetooth v2搭載。(Bluetoothにはぜひ普及して欲しい)
 ・SDカードスロットを装備。今や業界標準へ。
 ・スティックポインタを継続

×残念な点
 ・メモリスロットが1つでオンボードメモリが無い(標準256MBで増設する際はこれが無駄になる)
 ・ドッグにはDVDドライブ以外一切端子がない
 ・相変わらずPCカードスロットはダミーカード式
 ・Windows XP HomeEditionしかOS選択ができない。
 ・ドッグの着脱方法が少々面倒
 ・価格が高い(これだけの機能であれば仕方ないと思うけど)

△人によるけど
 ・超高詳細な液晶は人を選ぶ(私には見えるけど)
 ・出っ張ったバッテリー。個人的には『小容量バッテリー』が欲しいです。
 ・きっと液晶脇に『リブポイント』があったら涙モノだっただろう(^^;

そしてlibretto 10周年へ

 librettoは2006年4月に誕生10周年を迎えます。
 今やOnly Librettoではない世界になりましたが、ミニノートPCの先駆けとして是非今後とも継続していただき、10周年の暁には既存ユーザも含めアッというPCの登場に期待しています。

 その為には今回のU100も売れて欲しい!と思うわけです。


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