便利!CD革命Virtual

 ゲームやナビ用途には、CD-ROMドライブは欠かせないものです。しかしそのために、ただでさえLibrettoより大きなCD-ROMドライブを持ち運ぶのは、決してスマートだとはいえません。
 そういう場合には、→アーク情報システムのCD革命Virtualを導入し、CDを仮想化しHDDに格納して持ち運びましょう。本物のCD-ROMと全く遜色なく使用することができます。

Package


 仮想CDソフトとは?

 本物のCDを圧縮してパッケージ化した「仮想CDファイル」を読み、あたかも本物のCD-ROMドライブがあるかのようにシステムに錯覚させ、全く本物のCD-ROMドライブと同じように操作できるようにするソフトウェアです。

MYCOMPUTER VIRTUAL-CD
 左のウィンドウは私のLibretto60の現在のマイコンピュータの中身です。CD-ROMドライブが2つあるように見えます(H,Iドライブ)。でもこのとき本物のCD-ROMドライブは接続されていませんで、実際は右のようなパッケージファイルがハードディスク中に存在し、これを仮想CD-ROMドライブとして登録しています。


 CD革命Virtualのインストール

 CD革命Virtualのインストールは至ってふつうです。
 私が以前使っていた携速95の場合はインストールにFDとCD-ROM双方が必要で、Librettoにインストールするときにはかなり苦労したものなのですが、CD革命Virtualの場合はふつうにセットアップするまでです。ネットワーク接続のCD-ROMドライブからでも全く問題ありません。

 再起動した後、CD革命Virtualキャビネットにある編集→ドライブ数で、仮想CDドライブとして設定するドライブ数を決めます。このドライブはHDDのドライブの後にくっつく形で設定されますので、変更するには 編集→ドライブ数 で割り当てるドライブレターを変更します。
 この場合、config.sysで設定したLASTDRIVEの値を超えないよう注意しましょう。



 仮想CDの作成方法

 具体例で書いていきます。
 とは言っても、全然難しくはありません。

  1. ナビ(Navin'You Version3)のCDの場合

     Navin'Youなど、ナビには地図のCD-ROMが必要です。このCD-ROMがなかなかサイズが大きく、日本全国ではCD-ROMまるまる1枚使っています。(650MB)
     おおよそのナビゲーションソフトはHDDへ地図を切り出して格納しておくことができます。しかしながら、ごく小さな範囲を切り出すには有効なものの、大きな範囲を切り出す場合には無圧縮なため、サイズが大きくなってしまいます。(関東〜関西で200MB)
     Navin'You Version3の場合、地図をまるまる1枚パッケージ化した場合で300MBと、かなりの圧縮率で、切り出し機能を使うのと比べ、かなり効率よく地図を格納することができます。

     仮想CDファイルの作り方は簡単で、まず取り込み元CDを挿入、その後メニューに従って指示していくまでです。

     まず、CDを吸い出すターゲットドライブを指定します。本物のCD-ROMドライブでないと不可で、ネットワーク接続は利用できません。続いて、仮想CDファイルのファイル名を指定します。
     データトラックのみの場合は以上これだけで、何も難しいことはありません。Librettoに接続されたポータブル機でも問題なくヴァーチャル化ができるでしょう。

     以上のやり方でNavin'You Version3の地図CD-ROMは、おおよそ300MBにまで圧縮することができました。HDDの大容量化が進んだ昨今でも決して小さいとはいえない容量ですが、日本全国の地図だということを考えると、無駄な容量ではないかと思います。

  2. ゲームCDの場合

     ゲームのCD-ROMの場合は少々特殊になります。というのは、ゲームのCD-ROMには通常、BGM用の音声トラックが含まれているからです。その場合は音声トラックも取り込むことになります。

     取り込み方式は2通りあり、デジタル取り込みとアナログ取り込みが選択できます。
     デジタル取り込みはCDの音声トラックをデジタル信号のままデータとして取り込む方式で、理論上ほとんど音質劣化はありません。これに対してアナログ取り込みはCDプレイヤーで音声を再生し、それを再び音声チップでデジタル化する方式で、音質劣化はどうしても発生してしまいます。
     もしできるのであれば、デジタル方式を選択した方がベストです。これはCD-ROMドライブの機種依存することになり、対応機種を確認する必要があります。仕方ないのでアナログ形式で取り込む場合はCD-ROMドライブの音声出力と音声ボードのライン入力をつなげてやる必要が生じ、Librettoの場合はマイク入力につなげるしかありません。そのとき、音声はモノラルになってしまいます。

     取り込みデータの形式はPCM(WAV)・ADPCM・mp3が選択できます。HDDに容量が有り余っていれば、「CDの音質」(44,100Hz,16Bit,STEREO)を選択すれば音質は最高です。私としておすすめなのが「ラジオの音質」(22,050Hz,8Bit,MONO)で、これを選択することでデータ量が1/8にすることができます。

     こうすることで、ゲームのページで紹介した「To Heart」のCD-ROMは120MBの仮想CDファイルとすることができました。これぐらいなら、入れておいてもそう圧迫するものでもないのではないでしょうか(HDDが多ければ、ですが)
     (比較的軽い)ゲームとCD革命Virtualとの組み合わせは、モバイルゲーマーとして最強の環境とすることができます。もはや必須と言い切れるでしょう。

 ※注意!!!!
母艦など、他マシンで作成した仮想CDファイルをLAN等で転送して使用することも可能です。その場合、必然的に2つのマシンにCD革命Virtualをインストールする必要が生まれてきますが、そのような使用は使用条件に違反することになります。その点ご留意ください。


 仮想CDの読み込ませ方

 作成した仮想CDファイルは自動的にCD革命Virtualのキャビネットに収納されます。母艦など他マシンで作成したファイルを読み込ませる場合は、キャビネットの画面で読み込ませれば良いわけです。

 キャビネットに読み込ませた仮想CDファイルをドライブにマウントする作業は2通りあります。1つは上記の キャビネットウィンドウでドライブアイコンにドロップする 方法、もう1つはマイコンピュータの CDドライブのアイコンを右クリック→仮想CDの挿入 という方法です。


 簡単なまとめ

 最近は大容量HDDの価格も安くなり、換装する方も多くなってきました。
 (もちろんHDD換装も「改造行為」にあたりますので自己責任でやっていただきたいのですが)

 換装して空いた容量を何に使うか、その一番手として挙げられるのがこの「仮想CD」の用途ではないでしょうか。冒頭で紹介したナビとゲームの用途には、最適です、というよりももはや「必須です」と言い切っても良い状況になってきたのではないかと思います。

 やはり、モバイルに重いCD-ROMドライブを持ち運ぶのはスマートではありません。HDDを換装された方は是非導入しましょう。


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